小学生が原稿用紙に作文を書いていると、「次のマスに『。』を書きたいけれど、新しい行の最初になってしまう」と迷うことがあります。
原稿用紙では、句点「。」や読点「、」を行頭に置かないのが基本です。
前の行の最後のマスまで文字が入っていて、その次に句読点が来る場合は、一般的には前の行の最後の文字と同じマスに句読点を入れて処理します。
行頭に「。」や「、」だけを書かない、と覚えておくと分かりやすいです。
ただし、原稿用紙の細かな書き方は学校や教材によって示し方が異なることがあります。
先生から書き方を指定されている場合は、学校の指示を優先してください。
句読点は原稿用紙で1マス使うのが基本
句点の「。」と読点の「、」は、原稿用紙では基本的に1文字分として扱い、それぞれ1マス使います。
たとえば、
わたしは、公園へ行きました。
と書く場合、「、」にも「。」にもそれぞれマスを使います。
文章の途中に句読点が来る場合は、この基本どおり1マスに書けば問題ありません。
迷いやすいのは、ちょうど行の最後まで文字を書き、その次に句読点を書くことになった場合です。
句読点が行頭に来そうなときはどうする?
行の最後のマスに文字を書き、その直後に「。」や「、」が来ると、普通に続ければ次の行の1マス目が句読点になってしまいます。
この場合、句読点だけを次の行へ送るのではなく、前の行の最後の文字と同じマスに句読点を書き入れる方法が一般的です。
つまり、
× 次の行の最初に「。」だけを書く
のではなく、
○ 前の行の最後の文字と「。」を同じマスに入れる
と考えます。
句読点を行頭に置かないための処理なので、通常の「1マスに1文字」という基本とは少し違う場面です。
なぜ句読点を行頭に書かないの?
句点や読点は、直前の文章に付いて、文の終わりや区切りを示す記号です。
そのため、「。」や「、」だけが新しい行の最初にあると、前の文章とのつながりが分かりにくくなります。
原稿用紙では、句読点が行頭に来ないように書くのが基本的な考え方です。
小学生には、
「『。』や『、』は前の言葉とつながっているから、一人だけ次の行の最初には行かないよ」
と伝えると、ルールをイメージしやすくなります。
最後のマスに文字があるときの句点の書き方
たとえば、行の最後のマスに「た」と書き、その直後に「。」を付けたい場合を考えてみます。
次の行の最初に「。」を書くのではなく、最後のマスの「た」と同じマスの中に「。」も書きます。
このとき、文字と句点を同じ大きさで重ねるわけではありません。
文字を普通に書き、句点をマスの中の適切な位置に添えるイメージです。
行末での句点の配置をさらに詳しく確認したい場合:原稿用紙の最後のマスに文字があるとき句点はどう書く?(準備中)
読点「、」が行頭に来そうな場合も同じ
句点「。」だけでなく、読点「、」も行頭には置かないのが基本です。
行の最後の文字の直後に読点が来る場合も、前の行の最後のマスで処理します。
そのため、
× 新しい行の1マス目に「、」を書く
のではなく、前の文字と一緒に行末側へ入れると覚えておくと分かりやすいです。
行末に空きがある場合は普通に1マス使う
行の最後にまだ空いているマスがある場合は、特別な処理は必要ありません。
たとえば、文字を書いた次のマスが空いていれば、そのマスに「。」や「、」を書きます。
前の文字と同じマスに句読点を入れるのは、そのまま書くと句読点が次の行の先頭に来てしまう場合です。
毎回文字と句読点を同じマスへ入れるわけではないので注意しましょう。
かぎかっこの近くに句点がある場合はどうする?
会話文では、
「また明日遊ぼう。」
のように、句点のすぐあとに閉じかぎかっこが続くことがあります。
この場合は、通常の句読点だけの場合よりもマスの使い方が分かりにくくなります。
句点と閉じかぎかっこの配置については、学校や教材で示されている書き方を確認するのが安心です。
会話文全体の書き方を確認したい場合:原稿用紙のかぎかっこの書き方|会話文を小学生に教えるコツ
小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」と句読点は同じルールではない
小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」も1マスを使いますが、句読点とまったく同じ扱いではありません。
「。」や「、」は行頭に置かないのが基本ですが、小さい文字の行頭での扱いについては、学校や教材の指導を確認したほうがよい場合があります。
そのため、「小さい文字も句読点と同じように前のマスへ入れる」と覚えないようにしましょう。
詳しく確認したい場合:原稿用紙で小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」はどう書く?
子どもにはどう教えると分かりやすい?
低学年の子どもには、最初から細かな原稿用紙のルールをすべて説明するより、次の2つを覚えてもらうと分かりやすくなります。
- 「、」「。」は基本的に1マス使う
- 「、」「。」だけを新しい行の最初には書かない
そのうえで、実際に句読点が行頭に来そうになったときに、
「『。』だけ次の行に行かないように、前の文字と同じマスに入れよう」
と教えると、書きながら理解しやすくなります。
「1マスに1文字なのに、どうしてここだけ同じマスなの?」と聞かれた場合は、「句読点を行の最初にしないための特別な書き方だよ」と説明すると整理しやすいでしょう。
学校の見本と違う場合は学校指定を優先する
原稿用紙の基本ルールを家庭で確認していても、学校から配られた見本と書き方が違うことがあります。
特に、句読点やかぎかっこが行末に重なる場面では、教材によって示し方が異なることがあります。
その場合は、家庭で一般的なルールに直すより、
- 国語の教科書
- 学校から配られたプリント
- 先生が黒板などで示した書き方
を優先してください。
句読点で迷ったときの確認ポイント
子どもの原稿用紙を見るときは、次の点を確認すると分かりやすくなります。
- 句点「。」と読点「、」を基本的に1マス使っているか
- 「。」や「、」だけが行頭に来ていないか
- 行末に空きがある場合は、そのマスに句読点を書いているか
- 行末が文字で埋まっている場合は、学校で習った方法で処理しているか
- 会話文のかぎかっこと混同していないか
- 学校独自の指定がないか
まずは「句読点は行頭に置かない」という基本を覚えておけば、迷ったときに判断しやすくなります。
句読点が行頭に来そうなら前の行で処理する
小学生が原稿用紙を書くとき、句点「。」や読点「、」は基本的に1マス使います。
ただし、前の行の最後のマスまで文字が入っていて、その次に句読点が来る場合は、句読点だけを新しい行の先頭に書かず、前の行の最後の文字と同じマスに入れる方法が一般的です。
子どもには、「『。』『、』は一人で次の行の最初に行かない」と説明すると覚えやすいでしょう。
細かな配置について学校から指定がある場合は、先生や教材で示された書き方を優先してください。
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