小学生が原稿用紙に会話文を書くとき、「かぎかっこは何マス使う?」「会話は改行する?」「最後の句点と閉じかっこはどう書く?」と迷うことがあります。
まず押さえたい基本は、開きかぎかっこ「 と閉じかぎかっこ 」も、文字と同じように原稿用紙のマスを使って書くことです。
会話文では、次のような形が基本になります。
「いっしょに遊ぼう。」
また、会話文は新しい行から書き始める方法が一般的です。
ただし、句点と閉じかぎかっこの配置などは学校や教材によって指導が異なる場合があります。
宿題や提出する作文では、学校で習った書き方を優先してください。
かぎかっこは原稿用紙で何マス使う?
開きかぎかっこの「 と、閉じかぎかっこの 」は、それぞれ原稿用紙のマスを使って書きます。
たとえば、
「おはよう。」
と書く場合は、「 のあとに「お」「は」「よ」「う」と1文字ずつ書き、最後に句点と閉じかぎかっこを書きます。
かぎかっこを文字の横へ小さく付け足すのではなく、原稿用紙のマスの中に書くと考えると分かりやすいでしょう。
会話文は新しい行から書くのが一般的
作文の中に人物の会話を入れる場合は、会話が始まるところで改行し、新しい行から書く方法がよく使われます。
たとえば、次のような形です。
わたしが公園へ行くと、友だちがいました。
「いっしょに遊ぼう。」
と声をかけてくれました。
このようにすると、どこが会話なのかが読み手にも分かりやすくなります。
ただし、会話文をどのように改行するかは学校で具体的に指導される場合があります。
詳しく確認したい場合:原稿用紙で会話文は改行する?かぎかっこと段落の書き方(準備中)
会話文の最初は一マスあける?
通常の段落では、最初の一マスをあけて二マス目から書き始めるのが基本です。
一方、会話文を独立した行に書く場合は、行頭から開きかぎかっこ「を書く方法が一般的です。
「今日は楽しかったね。」
この場合、開きかぎかっこの前に一マス空白を入れません。
「改行したら必ず一マスあける」と覚えてしまうと、通常の段落と会話文を混同しやすくなります。
子どもには、
「普通の段落は一マスあけるけれど、会話を新しい行から書くときは、最初のマスに『「』を書くよ」
と分けて伝えると理解しやすくなります。
会話文の最後の句点と閉じかぎかっこはどう書く?
会話文の最後では、次のように句点「。」と閉じかぎかっこ「」」が続くことがあります。
「明日も遊ぼう。」
原稿用紙では、学校や教材によって、句点と閉じかぎかっこのマスの扱いについて示し方が異なることがあります。
そのため、家庭で「必ずこの配置」と決めるより、国語の教科書や学校で示された見本を確認してください。
特に、行の最後に句点や閉じかぎかっこが重なる場合は、通常の文字とは配置が異なることがあります。
句読点の行末・行頭の扱いを詳しく確認したい場合:原稿用紙で句読点が行頭に来るときは?小学生向けルール
会話文が2行以上に続くときはどうする?
人物の話した内容が長いと、会話文が原稿用紙の1行だけでは収まらないことがあります。
この場合、最初の行に開きかぎかっこを書き、そのまま文章を続けます。
行の最後まで来たら、次の行へ続けて書きます。
単に文章が次の行へ続いただけなら、新しい段落になったわけではありません。
そのため、会話が続いている途中で、毎回新しい開きかぎかっこを書く必要はありません。
最後に会話が終わったところで、閉じかぎかっこを書きます。
話す人が変わったら改行すると分かりやすい
複数の人物が話す作文では、話す人が変わるたびに改行すると、誰の言葉なのか分かりやすくなります。
「いっしょに帰ろう。」
「うん、いいよ。」
会話を一つの行に続けて詰め込むより、それぞれの発言を分けたほうが読みやすくなります。
ただし、会話文をどこで改行するかは、学校で習った作文の書き方に合わせてください。
会話文のあとに説明が続く場合の書き方
会話のあとに、「と言いました」「と聞きました」などの文章が続くこともあります。
たとえば、
「いっしょに遊ぼう。」
と、友だちが言いました。
のような形です。
会話のあとに続く地の文をどの位置から書くかについても、作文の形式や学校の指導によって違う場合があります。
まずは、会話として書いた部分とかぎかっこの外の文章を区別することを意識すると分かりやすくなります。
「?」や「!」を会話文で使う場合
会話文では、
「本当に行くの?」
や、
「やった!」
のように、「?」や「!」を使いたくなることがあります。
これらの記号も原稿用紙のマスを使って書きますが、記号の後ろのマスの扱いなどは学校の指導によって異なる場合があります。
また、作文では「?」や「!」を使わないよう指導されることもあります。
詳しく確認したい場合:原稿用紙で「?」「!」はどう書く?小学生の作文での使い方
子どもにはどう教えると分かりやすい?
かぎかっこの細かなルールを最初からすべて説明すると、低学年の子どもには分かりにくいことがあります。
まずは、次の3つに絞って伝えると整理しやすくなります。
- 人が話した言葉は「」で囲む
- 会話は新しい行から書くことが多い
- 会話の始まりには「、終わりには」を書く
たとえば、
「人が話した言葉のはじめに『「』を付けて、話し終わったところに『」』を付けよう」
と説明すると、かぎかっこの役割をイメージしやすくなります。
そのあと、実際に作文を書きながら、改行や句点の位置を確認していくとよいでしょう。
かぎかっこで迷ったときの確認ポイント
子どもの作文を見るときは、次の点を確認すると分かりやすくなります。
- 会話の最初に開きかぎかっこ「があるか
- 会話の最後に閉じかぎかっこ」があるか
- かぎかっこも原稿用紙のマスを使っているか
- 会話文を新しい行から書いているか
- 通常の段落と会話文の書き始めを混同していないか
- 句点と閉じかぎかっこの位置が学校の書き方に合っているか
- 学校から独自の指定がないか
特に、句点や行末の細かな配置は、家庭で独自に直すより、学校で使っている見本を確認するのが安心です。
原稿用紙のかぎかっこは会話の始まりと終わりを分かりやすくする
原稿用紙で会話文を書くときは、開きかぎかっこ「と閉じかぎかっこ」を使って、人物が話した部分を分かりやすくします。
基本として覚えておきたいのは、次の点です。
- かぎかっこも原稿用紙のマスを使う
- 会話文は新しい行から書く方法が一般的
- 会話文の行頭では、最初のマスに開きかぎかっこを書く
- 会話の終わりには閉じかぎかっこを書く
- 句点や行末の細かな配置は学校の指導を優先する
まずは「人が話した言葉を『「」』で囲む」という基本を確認し、そのあとに改行や句点の位置を覚えていくと、子どもにも説明しやすくなります。
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