お子さまの作文やテストで「は」と「わ」の使い分けで悩むことはありませんか？
「これは本です」「わたし」など、似たような音なのに使い方が違うため、多くのお子さまが迷ってしまう文字です。
この記事では、お子さまにも分かりやすい解説と、親子で取り組める練習問題をご紹介します。
この記事でわかること
□ 「は」と「わ」の基本的な違い
□ 子どもが間違いやすいポイント
□ 分かりやすい教え方のコツ
□ すぐに使える練習問題
□ 作文での正しい使い方
お子さまの学年別の活用方法も掲載していますので、基本的な使い方から、作文力アップのコツまで、段階的に学んでいきましょう。
「は」と「わ」の基本的な違い
まずは「は」と「わ」の基本的な違いを理解しましょう。
どちらも「わ」と読む場合がありますが、使う場面がまったく違います。
お子さまと一緒に、具体例を見ながら確認していきましょう。
よく間違える理由
お子さまがつまずきやすいポイントを理解することで、効果的な指導が可能になります。
間違いやすいポイント
- 「は」が助詞として使われるとき「わ」と読むので紛らわしい
- 「わたし」「わらう」など、「わ」で始まる言葉が多い
- 「これは」「私は」など、「は」を使う場面が多い
- 文頭に来る「わ」と文中の「は」の区別が難しい
- 教科書や本で両方の使い方が出てくる
特に「は」は助詞として重要な役割があるので、しっかり理解することが大切です。
それぞれの使い方
「は」と「わ」の基本的な使い分けを見ていきましょう。
覚えておきたいポイント
- 「は」は文の主題を示すときに使う助詞
- 「わ」は単語の一部として使う
- 助詞の「は」は必ず「わ」と読む
- 「わ」は「わたし」「わらう」など、語の始まり
- 「これは」「それは」など、説明する時には「は」を使う
日常生活でよく使う例をお子さまと一緒に確認してみましょう。
親子で覚えるコツ
お子さまに教える際は、身近な例を使って具体的にイメージできるように説明することが効果的です。
ここでは、親子で楽しく学べる方法をご紹介します。
イメージで理解する
視覚的なイメージを使うことで、お子さまの理解が深まります。
効果的な教え方のポイント
- 「は」は看板をイメージ：「これは何かな？」
- 「わ」は輪っかをイメージ：「わ」で始まる言葉
- 「は」は説明の合図
- 「わ」は言葉の始まりの音
- 「は」の後には説明が続く
このように具体的なイメージと結びつけることで、長期的な記憶定着が期待できます。
実践的な使い方
実際の文章での使用例を通じて、使い分けの感覚を養います。
覚えておきたいポイント
- 「これは本です」（説明するとき）
- 「わたしは学生です」（主語を示すとき）
- 「空は青いです」（主題を示すとき）
- 「わらいました」（動詞の始まり）
- 「わかりました」（理解を示すとき）
これらの例文を使って、お子さまと一緒に練習してみましょう。
楽しく学ぶ練習方法
実際に問題を解きながら、これまで学んだ内容を定着させていきましょう。
お子さまと一緒に、楽しみながら取り組んでください。
親子で取り組める練習問題
次の文章の（ ）に入る適切な文字を選びましょう。
- これ（ ）私の本です。
- （ ）たしは公園に行きます。
- 空（ ）青いです。雲（ ）白いです。
解答
- は（理由：「これ」について説明する文なので「は」を使います）
- わ（理由：「わたし」という言葉の始まりなので「わ」を使います）
- は、は（理由：どちらも主題を示す助詞なので「は」を使います）
作文力アップのためのチェックシート
作文を書く際に、正しい文字が使えているか確認するためのシートです。
お子さまが自分でチェックできるよう、分かりやすくまとめました。
確認するポイント
□ 説明する時は「は」を使う
□ 言葉の始まりには「わ」を使う
□ 「は」は「わ」と読む
□ 「わ」で始まる言葉を確認する
□ 文の主題を示すときは「は」を使う
このチェックシートを使って、お子さまの作文を一緒に確認してみましょう。
最初は間違えても大丈夫です。
繰り返し使用することで、正しい使い分けが身についていきます。
特に宿題の作文では、提出前にチェックシートを使って見直すことをお勧めします。
