日本語には、同じ音で2通りの文字表記があるものがいくつか存在しますが、「わとは」もそのひとつ。
両方“wa”と読みますよね。
あなたはこの「わとは」の違いをお子さんから質問された場合、うまく説明できそうですか?
今回は「わとは」の違いの教え方や考え方、使い分けを解説します。
「わとは」の違いをどう教えるべきか悩んでいる親御さん、必見ですよ。
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「わとは」の違いの教え方は?
「わとは」の違いを教える際には、「難しい言葉をできるだけ使わず、簡単な表現で言い換える」ことが重要です。
たとえば、文法用語「助詞」は、お子さんにとって少し難しいです。
「違和感のない文を作る接着剤」「くっつき言葉」などと言い換えるとよいでしょう。
次に、具体的な教え方。結論、以下2点のルールを伝えてあげると、お子さんも理解しやすいでしょう。
- ものの名前や言葉の中に出てくる“wa”は、読みと同様に「わ」と書こう
- 言葉どうしをつなぐ「くっつき言葉」の“wa”は、「は」と書こう
このくらい単純に伝えた方が、後々混乱しにくいです。
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「わとは」の違いの教え方!間違える子への説明は?
「わとは」の違いの教え方を前章で紹介しましたが、「それでも理解が難しい…」という子もいますよね。
そんなときは、「わ」と「は」それぞれの具体例を、短文で示してあげましょう。
「良い例文が考えられない…」という親御さんは、この記事最後の「使い分け」も参考にしてくださいね。
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「わとは」の違いの教え方!考え方は?
「教え方」の章でも触れた、「わとは」の違いの考え方を今一度おさらいしましょう。
具体的な使い分けは次のところでまとめます。
基本:“wa”の音は「わ」の字で書く
ものの名前や言葉の中に出てくる“wa”は、読みと同様に「わ」と書きます。
例外:助詞・「くっつき言葉」の“wa”
「は」の字で書く 助詞「は」は主語と述語をつなぐ役割を果たしますが、このときの“wa”は「は」と書きます。
「わとは」の違いの教え方!使い分けは?
ここからは、具体的な使い分けを4つ紹介していきます。
単語中の文字⇒「わ」を使う
例)「わたし」「すわる」「かわいい」
“wa”と発音する文字のうち、言葉の中に含まれるものはそのまま「わ」と書きます。
単語の最初・途中・最後など、使用する位置は関係ありません。
言葉と言葉をつなぐ「くっつき言葉」⇒「は」を使う
例)「わたし は すわる」「ちわわ は かわいい」
使い分け1とセットで考えると理解しやすいです。
「わたし」「すわる」「ちわわ(=チワワ)」「かわいい」など、単語中で“wa”と発音する字はそのまま「わ」と書きます。
一方、「わたし」と「すわる」、「ちわわ」と「かわいい」を接続する“wa”は「は」と書きます。
「こんにちは」「こんばんは」⇒「は」を使う
「こんにちは」の「は」は、一見言葉と言葉を繋いでいるようには見えず、「なぜ『は』を使うのだろう?」と疑問に思った経験がある人も少なくないでしょう。
ところで、「こんにちは」の語源をご存じでしょうか。
「こんにちは」の語源は、「今日(こんにち)はご機嫌いかがですか」「今日はいい天気ですね」といった挨拶文の後半が省略されたものと言われています。
「こんばんは」も同様です。
このように「こんにちは」「こんばんは」の後ろに「挨拶する相手への問いかけ・気遣い」の言葉が隠れていると考えると、「は」の使用が納得しやすいはずです
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まとめ
ここまで、日本語の「わとは」の違いをお子さんに教える時のポイントを紹介しました。
読み書きを覚えたばかりのお子さんは、やはり「同じ音で違う文字」に躓いてしまいがちです。
一方でこの「わとは」の解説を通して、お子さんが日本語や文字の面白さに気づいてくれたら大成功。
お子さんに「読み書きって楽しい!」と思ってもらうきっかけにも、毎日の家庭学習が大切です。
長年の家庭学習教材づくりのノウハウを生かした家庭学習教材を使えば、「わとは」の違いもスムーズにわかるようになりますよ
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