我が家は国立大学教育学部の附属中学1本に絞って、併願なしで、合格を勝ち取りました。
本格的に受験勉強を始めたのが小学校6年生の9月、中学受験日が1月5日だったので、中学受験にみっちりかけた日数は4か月程度ということになります。
小学校6年生まで学習塾に通わずに、4か月の受験対策で志望校に合格できた秘訣は
小学校1年生から無学年式の自宅学習教材を使っていたことです。
学年式の自宅学習教材を使っていたら、たった4か月の受験対策では間違いなく不合格だったと断言できます!
ずばり、無学年式学習教材は中学受験に大いに役立ちます!
そして、受験対策のための塾の利用も最小限に済ませることができるので、高額な塾代も浮きます!
- 中学受験には無学年式学習が役立つこと
- 中学受験に役立つ自宅学習教材
- 小学生で始められる具体的な無学年式学習教材
今回は、無学年学習が中学受験に役立つ理由と、無学年式学習できる自宅学習教材を、我が家の中学受験対策の経験を交えながら紹介します。
中学受験に無学年式学習が断然おすすめな理由
日本の学校教育は学年式学習で授業を行なっているので、当たり前のように学年式学習で自宅学習も進めている家庭が多いです。
しかし、自宅学習で使う学習教材は学年式学習より、無学年学習のほうが断然おすすめです。
さっそく、我が家での中学受験の経験も含めて具体的に理由を説明していきましょう。
無学年式学習は体系的に学習できる
中学受験対策が短期決戦で済んだ理由が実は無学年式学習の効果でした。
例えば、算数の文章問題。
中学受験には文章問題がつきものです。
中学受験で出題される文章問題は、文字を使わないと答案が綺麗に仕上がらない問題が多く、1次方程式や、連立方程式を使ったほうが断然スムーズに早く回答できる問題も多いのです。
わが子の中学受験も、連立方程式で解いたおかげでとスムーズに、そして、綺麗な答案で解答できたそうです。
連立方程式と言えば、中学2年生の数学で習います。
なので、学年式の自宅学習教材を使っている場合は、連立方程式でも解けるようにしておこうとなると、家庭で中学生用の問題集を買って演習するしかありません。
その点、無学年式教材を利用していれば、数と式という分野の体系学習によって、1次方程式も、連立方程式も学ぶことができます。
理解が遅い子どもはさかのぼって復習ができる
学校で、学年式の授業を受けていると、よくあるのがこれ ↓
前に習ったこと忘れちゃった…
例えば、小学校6年生で習う分数のかけ算。
帯分数を仮分数に変換してから、分母と分子をそれぞれかけます。
間違えたのなら、次のことが考えられます。
- そもそも分数のかけ算のやり方がわからない
- 小学校4年生で習う、帯分数・仮分数の変換ができていない
- 帯分数・仮分数の変換の仕方を忘れてしまっている
2と3のケースなら、小学校4年生の算数まで、さかのぼって復習をする必要があります。
もし学年式学習教材を使っているのなら、小学校4年生の分数といった、復習用のドリルを用意して、復習する必要があります。
しかし、無学年式学習の場合、関連づけて学習していくので、忘れちゃったという場合も、すぐにさかのぼり学習できることも特徴です。
無学年式学習では、さかのぼって復習が必要であれば、復習用の教材が容易に準備できるので、親御さんが買いに行くといった手間が省けます。
⇒⇒理解がゆっくりなお子さんもわかりやすく学習できる無学年式学習「すらら」をみてみる
理解が早い子どもは先取り学習ができる
無学年式の魅力のひとつは先取り学習ができることです。
つまり、学校の授業が復習になるのです。
学校の授業が復習になるということは、子どもにとって勉強そのものにも、宿題することにもストレスがないのです。
我が家の場合、小学校1年生で公文式を始めました。
中学受験をすると言い始めたときには、すでに高校数学であるJ教材の高度な因数分解に着手していました。
なので、中学受験対策を始めたときに、文章問題を解き際の着眼点など、少しアドバイスすれば、簡単に式を立てることができました。
1次方程式でも、連立方程式でも、好きな方法を選んで解けるということで、文章問題に対して得意という意識も芽生えるので、精神的にも有利になります。
無学年式学習ができる自宅学習教材は2つ
2020年7月5日現在、無学年式学習ができる自宅学習教材は2つあります。
すららとは?
すららはインターネットを利用したオンラインの自宅学習教材です。
もし、我が家でこれから中学受験対策を行なうとしたら、迷うことなく使う無学年学習教材は「すらら」です。
というのも、算数の全分野を網羅している無学年式学習教材は「すらら」だけといっても過言ではありません。
すららのメリット デメリットは?
わが子のように、小学校6年生になってから、突然中学受験をすると言い出す子どもも実はたくさんいます。
だからといって、急に中学受験に対応できる塾に入れることは賢明ではありません。
というのも、ほとんどの子どもは受験算数に対応できるほど、算数の基礎ができていません。
小学校6年生の秋に中学受験対策の塾に入れて感じた事←後日アップします
すららであれば、小学校で習う全範囲の算数の教材が用意されています。
時間数にして、低学年分は125時間、高学年分は84時間です。
苦手な分野だけピックアップしたさかのぼり学習や中学受験に必須の分野の先取り学習として十分使えます。
つまり、中学受験の基礎土台作りには「すらら」がおすすめです。
デメリットは、本格的な中学受験対策には志望校に合った難易度の演習を別にする必要があるので、すららだけでは中学受験の対策はできないということです。
しかし、このデメリット、志望校専門の塾に通うことをしない限りはそんな教材を使っても起きることなので、すららだけのデメリットとはいえません。
確実に言えることは、算数の基礎ができていない状態で中学受験専門と呼ばれる塾に通って受験算数もやっても効果がほとんど得られません。
これは受験業界では周知されていることなのです。
公文式とは?
我が家で使っていた無学年学習教材は公文式
昔からお馴染みのプリントをひたすら解いていくタイプの教材です
公文式のメリット デメリットは?
公文式の特徴は膨大な枚数のプリント演習を行なうことです。
公文式のメリットは、主に計算を、分野ごとに膨大な量の反復演習ができるので、
計算を正確に素早くできることが挙げられます。
また、学年を越えた先取り学習ができるので、小学生でも高校数学をやっている子どもも多いです。
わが子も、小学校6年生の高校数学の高度な因数分解に着手していました。
計算問題は正確で、しかもあっという間に解いてしまっていました。
しかし、
公文式のデメリットは、算数の全分野を網羅していないことです。
公文式は計算ばかりで、図形がないから使えない…
公文式の口コミで目立つ代表的な口コミ
公文式のHPの質問にも多く見られます↓
算数・数学に関するご質問
算数では計算が中心と聞きましたが、文章題や図形はないのですか?
引用元:公文よくある質問より https://www.kumon.ne.jp/qa/top/sugaku.html
公文式を中学受験に活用するデメリットは、文章問題と図形問題がほとんどないということです。
我が家では、私自身が公文式を熟知していたので、公文式でやっていない分野で、中学受験に不利になる内容をすべて把握していました。
実際に、わが子も図形問題に慣れていなくて、最初は苦戦していました。
公文式で対応しきれていない内容は、市販の問題集や塾用の問題集を併用していました。
中学受験の全範囲の基礎作りは、公文式だけでは十分ではありません。
とくに、図形対策では、平面図形・空間図形・回転図形など、基本的な問題集から応用的な問題集まで、かなりの冊数の問題集を購入しました。
【関連記事】算数の図形問題が苦手でできない。中学受験にも解決方法はたった1つ!
中学受験の算数対策に学年式自宅学習をおすすめしない本当の理由 まとめ
- 中学受験には無学年式学習が役立つこと
- 小学生で始められる具体的な無学年式学習教材は公文式とすらら
- 中学受験に役立つ自宅学習教材は断然すらら
中学受験の算数対策に大切なこと、それは、小学校で習う算数全範囲に1つでも穴があってはいけないことです。
つまり、問題を解いていく中で、怪しいなぁ…忘れているなぁ…と感じる箇所は、そのまま放置しないで、すぐにさかのぼった復習が必要です。
さかのぼり学習ができる教材は無学年式学習のメリットといえます。
また、中学受験は受験日が比較的早いので、学校の授業だけでは、中学受験には間に合いません。
その点、無学年式学習教材では先取り学習もできるので、中学受験に向けた算数の土台作りには十分適用できます。
しかし、学年式の自宅学習教材を使っているとさかのぼり学習と先取り学習は期待できません。
中学受験におすすめの無学年式自宅学習教材「すらら」、気になる方は1度チェックしてみるといいでしょう