小学2年生は、私の実体験から言えるのは、読書好きと読書嫌いの二極化が進みがちな時期です。
もし現在お子さんが後者の「読書嫌い」でも大丈夫。
今回は、小学2年生が国語の文章題をスムーズに解くコツを解説します。
早めの「国語の文章問題が苦手」つぶしにお役立てください。
小学校2年生のお子さんが国語の文章題の苦手を克服するためには、毎日つづけやすい家庭用の通信教材も便利ですよ。
【関連記事】小学校2年生の国語の文章問題が苦手には【通信講座】も便利
2年生向け!国語の文章問題ができない・苦手を克服するコツ
ではさっそく、2年生向けの国語の文章問題ができない・苦手を克服するコツの具体的な方法を紹介していきます。
2年生のうちに国語の文章問題ができない・苦手を克服する
国語の文章問題が苦手なお子さんの中には、1年生の段階で文章の読み取りにつまずき、自信を失ってしまった子も少なくありません。
そこで重要なのが「成功体験の積み重ね」。
「テストの成績が良かった」「授業で先生に褒められた」などがイメージしやすいでしょうか。
さらにお家での学習の際は、親御さんから「ほめほめポイント」を発見してあげましょう。
「問題が早く解けるようになった」「キーワードに線を引けた」など、どんな些細な事でも構いません。
小学校生活わずか1年と少し、日々多くのインプットを行っている小学2年生のお子さんは、自分の成長に自力で気づけない場合も多いです。
そんな中で得た「前できなかったことができた」という気づきは、お子さん本人にとって印象深いものです。
そして、こうした成功体験を重ねることでお子さんの苦手意識が軽減され、文章問題に対する自信向上に繋がります。
お子さんの成長にしっかりとアンテナを張り、粘り強く褒めることが大切です。
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2年生のうちに国語の文章問題の基礎力を養うための読書習慣を身につける
文章問題の基礎力を高めるには、日々の読書習慣がものを言います。
そこでおすすめなのが、ご家庭で毎日の「読書タイム」を設定すること。
最初は夕食前や寝る前の5-10分程で設定してみましょう。
そしてその後、親御さんから「今日読んだのはどんな話だった?」と質問を投げ掛け、お子さんに感想を自分の言葉で表現してもらいます。
そのうち「10分では短い!もっと読みたい!」とお子さんが思ってくれたらしめたもの。
いずれは読書タイム以外の時間にも自ら本を開くようになってくれるでしょう。
お子さんの興味を引く本を選ぶ方法として、「お子さんと何かしら共通点がある」主人公のお話を選ぶ方法があります。
例えば、小学校低学年くらいの幼い主人公が活躍する話。
少し引っ込み思案なお子さんであれば、同じく内気な主人公が自分の殻を破る話が考えられます。
また、お子さんが読んだ本や自分から手に取った本を親御さんもしっかり把握しておくと、お子さんの好む本のジャンルや傾向がわかり、これからの本選びに役立ちます。
2年生のうちに国語の文章問題ができるようになる文章構造を理解する
ここから、文章問題を解くコツを順に解説します。
まずは文章問題の主な構造を説明します。下の例文をみてください。
(例文スタート)
わたしたちは、コーヒーとどのように付き合っていけばよいだろうか。
コーヒーには様々な効能・悪影響がある。
効能には、眠気覚まし効果・リラックス効果などが該当する。
一方で睡眠の直前に飲むと寝つきが悪くなることは、悪影響といえるだろう。
これらのことから、コーヒーには効能も多いが、楽しんで飲むためには飲む時間や量に注意すべきといえる。
(例文終わり)
小学校低学年のお子さんが苦戦しやすい「説明文」は、基本「はじめ・なか・おわり」の三部構造です。
「はじめ」には問題提起、「なか」には詳細説明、「おわり」には全体の結論やまとめが書かれます。上の例文も、この3つのまとまりで構成してみました。
上記の文章をもとにした定番問題を提示しながら、その解答方法を解説します。
➀「この文章のテーマは何ですか?」
文章のテーマは「はじめ」にあります。
疑問詞「どのように」を手掛かりにすると、文章のテーマは「コーヒーとの付き合い方」だとわかります。
➁「筆者が特に伝えたいことは何ですか?」
筆者のメッセージは「おわり」にあります。
最後の文章を手掛かりにすると、「コーヒーには効能も多いが、楽しんで飲むためには飲む時間や量に注意すべきだということ」が模範解答となります。
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2年生のうちに国語の文章問題に必要なキーワードを理解させる
文章問題の流れを正確に読み取る上で、キーワード(頻出語彙や問題文中の言葉)の把握は必要不可欠。
特に後者の「問題文中の言葉」は、同じ単語が登場する箇所がその問題のヒントになるので、効率的に問題を解き進められます。
キーワードの捉え方としては、段落単位でよく使われている言葉を丸で囲むのがよいでしょう。
文章の意味を正確に理解するには、文脈や辞書の活用が吉。
なかでも「接続詞」は、文どうしの関係を整理するカギとなります。
また不明な単語はすぐ辞書で調べ、正確な理解に努めましょう。
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2年生のうちに国語の文章問題の解答の仕方と時間配分を教える
今回はお子さんにとって難易度が高いであろう「記述式問題」の解答の作り方を解説します。
基本となるのは「本文中の言葉を使う」ことと「解答の型を守る」ことの2点です。
「本文中の言葉を使う」必要があるのは、本文中にないオリジナルの言葉を用いてしまうと、結果的に本文内容と異なる解答になる危険性があるからです。
設問に「文中の言葉を用いて」という文言があるときはもちろん、そういった指示がない場合も基本的には本文中の言葉を使いましょう。
2つ目の「解答の型」は、問題文に合わせて記述します。
たとえば「~はなぜか」なら解答は「~だから」「~ため」。
「~はどんなものか」と問われたなら「~もの」と締める、など。
これを癖付けるだけで、見当違いの解答をする事態を大幅に減らせます。
時間配分のコツにも触れます。
今回は「説明文を20分で解く」場合を想定します。
まず最初の2、3分で問題文にざっと目を通し、キーワードに印をつけながらおおよそのテーマを類推します。
そして5分前後で本文を一読します。このとき、接続詞や問題文で見かけた語句に印をつけておくと良いです。
その後、問題文と本文それぞれに印をつけた箇所を照らし合わせながら、問題文に解答していきます。時間が余ったら、見直しをすることも忘れずに。
ここまでで文章問題を解くコツを一通り紹介しましたが、あとは実践あるのみです。
問題演習を通じてスキルアップさせるための家庭用教材を用意してあげるのが良いでしょう。
【関連記事】問題演習でスキルアップさせるには家庭でできる【通信講座】が最適
2年生で国語の文章問題が苦手とならないためにイラストやグラフを活用するのもあり
問題演習におすすめなのが、イラストやグラフを使用した文章問題に取り組むこと。
内容に関連したイラストは、文章問題の理解を視覚的に助けてくれます。
グラフも同様の効果を与えてくれる上、今後少し複雑な文章問題を解くときや、他教科の勉強に活かす準備にもなります。
文章題の読み取り初心者なお子さんにはぴったりです。
間違えた問題を見直す際には、図解や図表も確認しつつもう一度考えてみるように親御さんから声を掛けてみることで、お子さんの理解力が高まるはずです。
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まとめ
今回は、小学校2年生のお子さんが国語の文章題の苦手を克服するコツを紹介してきました。
とはいえ読解力は一朝一夕では伸びず、問題演習の中でそのコツを使うことを「継続」するのが大切です。
親御さんは気長な目線でお子さんの「成長」を感じ取り、マラソンの伴走車のようにお子さんをサポートしていきましょう!
小学校2年生のお子さんが国語の文章題の苦手を克服するためには、毎日つづけやすい家庭用の通信教材も便利ですよ。