九九は小学2年生で習う大切な計算の基礎ですが、「覚えられない」「すぐ忘れちゃう」と悩んでいる小学生も多いですよね。
でも大丈夫!楽しい覚え方を使えば、九九はもっと簡単に覚えることができます。
この記事では、九九を楽しくマスターできる10の方法をご紹介します。
歌やゲーム、語呂合わせなど、お子さんに合った方法を見つけて、九九マスターを目指しましょう!
九九を覚えるメリット
九九をマスターすると良いことがたくさん
- 計算が早くなる
- 算数が得意になる
- 3年生以降の算数がスムーズ
- 日常生活で役に立つ
- 自信がついて勉強が楽しくなる
九九が必要な場面
- わり算の計算
- 面積の計算
- お買い物の計算
- 時間の計算
【基本編】九九の覚え方5選
九九の歌で覚える

やり方: 「いんいちがいち、いんにがに、いんさんがさん…」のリズムで歌う
おすすめの歌い方
- 替え歌で覚える(童謡のメロディーに合わせる)
- 手拍子をつけて歌う
- 家族で一緒に歌う
- 毎日決まった時間に歌う
効果: リズムで覚えるので忘れにくい
指を使って覚える
9の段の指計算
- 両手を出して、指を10本立てる
- 9×3なら、左から3番目の指を折る
- 折った指の左側の指の数が十の位(2)
- 折った指の右側の指の数が一の位(7)
- 答えは27!
効果: 体を使うことで記憶に残りやすい
九九表を使って覚える

やり方
- 九九表を壁に貼る
- 毎日見える場所に置く
- 規則性を見つける(例:5の段は5、10、15…)
- 縦と横の関係を理解する
発見できる規則
- 2の段:偶数だけ
- 5の段:5か0で終わる
- 9の段:答えの数字を足すと9になる

カードゲームで覚える

準備: 九九カードを作る(表に「3×4」、裏に「12」)
ゲームのやり方:
- 神経衰弱:問題と答えのペアを探す
- かるた:問題を読んで答えのカードを取る
- フラッシュカード:カードを見せて瞬時に答える
効果: 遊びながら自然に覚えられる
お話で覚える
例:7×8=56 「なな(7)や(8)、こ(5)ろ(6)」→「七夜、心」
例:8×8=64 「は(8)っ(8)ぱ(8)、む(6)し(4)」→「葉っぱ、虫」
効果: 物語として記憶に残る
【応用編】楽しい覚え方5選
九九ビンゴゲーム
準備: 九九の答えを書いたビンゴカード
やり方:
- 問題を出す(例:「4×7」)
- 答え(28)があればマークする
- 縦・横・斜めが揃ったらビンゴ!
効果: 家族みんなで楽しく練習できる
九九すごろく
準備: 九九の問題が書かれたすごろく
やり方
- サイコロを振って進む
- 止まったマスの九九問題に答える
- 正解したらそのまま、不正解なら1回休み
効果: ゲーム感覚で自然に覚える
九九ダンス
やり方
- 九九を言いながら決まった動きをする
- 例:「2×2=4」で手をパンパン2回叩く
- 音楽に合わせて踊りながら言う
効果: 体を動かすことで記憶が定着
九九クッキング
やり方
- お菓子作りで九九を使う
- 例:「クッキーを3×4で並べると12個」
- 実際に数えて確認する
効果: 実生活と結びつけて覚える
九九アプリ・ゲーム
おすすめの使い方
- 毎日決まった時間に5分だけ
- レベルアップを目指す
- 記録を家族と共有する
注意点: 長時間やりすぎないこと
段別攻略法
2の段(簡単レベル★☆☆)
特徴: 答えがすべて偶数
覚え方: 2、4、6、8、10、12、14、16、18(にーしーろーはー…)
コツ: 2ずつ増えていく
3の段(簡単レベル★☆☆)
特徴: 3ずつ増える
覚え方: 「さざんが9(さざん→3×3)」から始める
コツ: 答えの数字を全部足すと3の倍数になる
4の段(普通レベル★★☆)
特徴: 4ずつ増える、2の段の2倍
覚え方: 2の段ができたら2倍すればOK
コツ: 偶数×偶数=偶数
5の段(簡単レベル★☆☆)
特徴: 答えが5か0で終わる
覚え方: 5、10、15、20…(ごーじゅう、じゅうごー…)
コツ: 時計の分針と同じ
6の段(普通レベル★★☆)
特徴: 3の段の2倍
覚え方: 3の段×2で計算
コツ: 6×6=36(ろくろく、さんじゅうろく)
7の段(難しいレベル★★★)
特徴: 一番覚えにくい
覚え方: 語呂合わせを活用
- 7×7=49「なな、なな、しーく」
- 7×8=56「なな、はち、ごーろく」
8の段(難しいレベル★★★)
特徴: 大きな数になる
覚え方: 4の段の2倍で計算
コツ: 8×8=64「はっぱ、むし」
9の段(普通レベル★★☆)
特徴: 指計算ができる
覚え方: 指計算をマスターする
コツ: 答えの十の位と一の位を足すと9になる
1の段(簡単レベル★☆☆)
特徴: 答えは掛ける数と同じ
覚え方: 「いんいちがいち」のリズムで
コツ: 一番簡単!
つまずきやすいポイント解決法
よく間違える九九TOP5
- 7×8=56 →「なな×はち、ごーろく」
- 8×7=56 →「はち×なな、ごーろく」
- 7×7=49 →「しちしち、しーく」
- 8×8=64 →「はっぱ、むし」
- 6×8=48 →「ろく×はち、しーはち」
解決方法
- 特別に練習時間を作る
- 語呂合わせを作る
- 毎日同じ時間に練習
- 間違えても怒らない
- できたらたくさん褒める
段階別練習スケジュール
第1週:簡単な段から(1、2、5、10の段)
目標: 基本の4段をマスター
練習時間: 毎日10分
方法: 歌で覚える
第2週:中レベルの段(3、4、9の段)
目標: 規則性を理解しながら覚える
練習時間: 毎日15分
方法: 指計算と九九表
第3週:難しい段(6、7、8の段)
目標: 語呂合わせで覚える
練習時間: 毎日20分
方法: カードゲームと語呂合わせ
第4週:総仕上げ
目標: ランダムに出される問題に答える
練習時間: 毎日15分
方法: ゲームやアプリで実践
練習問題にチャレンジ!
【問題1】基本の九九
- 3×4=( )
- 5×6=( )
- 2×9=( )
【問題2】つまずきやすい九九
- 7×8=( )
- 8×7=( )
- 9×6=( )
【問題3】逆算にチャレンジ
- ( )×4=28
- 5×( )=35
- ( )×( )=36(答えは複数あります)
答え:【問題1】1.12 2.30 3.18 【問題2】1.56 2.56 3.54 【問題3】1.7 2.7 3.6×6、4×9など
家族でできる九九練習法
九九タイム
毎日決まった時間に家族で九九の練習
- 朝ご飯のとき
- お風呂の中で
- 寝る前の10分間
九九しりとり
九九の答えでしりとり
- 「2×4=8」→「8(はち)」→「ちょうちょ」
九九クイズ大会
家族でクイズを出し合う
- 正解数を競う
- 間違えても応援し合う
九九カレンダー
毎日1つずつ九九を覚える
- カレンダーに今日の九九を書く
- できたらシールを貼る
まとめ
九九は算数の基礎となる大切な学習です。
一度覚えてしまえば、一生役に立つ知識になります。
九九マスターへの道
- 楽しい方法を見つける
- 毎日少しずつ練習する
- 間違えても気にしない
- 家族みんなで応援し合う
- できたらたくさん褒める
覚えるコツ
- 歌やリズムを使う
- 体を動かしながら覚える
- ゲーム感覚で楽しむ
- 実生活と結びつける
- 規則性を見つける
九九は最初は大変に感じるかもしれませんが、コツコツ練習すれば必ずマスターできます。
お子さんのペースに合わせて、楽しく九九を覚えましょう!
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