突然ですが、読書感想文の宿題って、取り掛かるまでが億劫ですよね。
本を読み始めてしまえばあとは感想を書くだけ、そうとはわかっていても、
なかなか本を選べない…
迷っている間に提出日直前になってしまった…
こんな苦い思い出がある親御さんも少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、小学1年生の読書感想文の宿題におすすめな本を、簡単なあらすじとともに10冊紹介します。
この記事を本選びのヒントにして、読書感想文のスタートダッシュを切りましょう!
読書感想文で書きやすい本!小1におすすめの本を10冊紹介
エルマーのぼうけん(福音館書店)
ルース・スタイルス・ガネット:作 ルース・クリスマン・ガネット:絵 わたなべしげお:訳
1948-51年にかけてアメリカで出版され、1963年から日本語版が刊行された、半世紀以上にわたって子どもたちに読み継がれている大人気シリーズ童話。
勇敢で優しい9歳の男の子・エルマーが身近な道具を使って、りゅうの子どもを助ける冒険の旅に出かけます。
ユーモアたっぷりのお話で、読書初心者のお子さんにもおすすめです。
けんかのきもち(ポプラ社)
柴田愛子:著 伊藤秀男:絵
主人公の「たい」は、仲良しの「こうた」と取っ組み合いのけんかをしてしまいます。
こうたは謝ってくれたけれど、たいのいらいら・むかむかはなかなか収まらず…。
感情と感情をぶつけ合う、友だちとのコミュニケーションを考えさせられる作品です。
絵の迫力や独特な色使いが特徴的で、活字があまり得意でないお子さんでも読みやすいでしょう。
からっぽになったキャンディのはこのおはなし(小峰書店)
大久保雨咲:著 出口かずみ:絵
題名のとおり、主人公は「キャンディのはこ」。おくりものとして「そらくん」の家にやってきた「はこ」ですが、中のキャンディが減っていくたびに、とある不安を覚えます。そんな「はこ」が「そらくん」の家で出会ったものとは…?「はこ」視点の語りがコミカルで、楽しく読み進められます。
ローズとアイリス(文溪堂)
メグホソキ:著
ピンクが好きな朝ねぼうでのんびりやのローズと、ブルーが好きで早起きでせっかちのアイリス。
正反対の女の子どうしが互いのことを知り、世界の新たな「見方」に出会います。
自分とは異なる価値観をもったお友だちと、どう接するべきか。
小学校という新しい環境に飛び込んだばかりの1年生にこそ読んでほしい1冊です。
ボールのまじゅつしウィリー(評論社)
アンソニー・ブラウン:作 久山太一:訳
サッカーが大好きな主人公・ウィリー。
ある日不思議な少年からシューズをもらい、そのおかげでレギュラー選手に選ばれるのですが…。
ファンタジー設定も多い物語ですが、そのメッセージ性は自信を持てない子どもたちにささること間違いなし。
文章だけでは表現できない心情や出来事が隠された絵にも、ぜひ注目してほしいです。
さかさまがっこう(文溪堂)
苅田澄子:著 つちだのぶこ:絵
学校で使うおはじきを忘れ、「このままだと先生に怒られる!」そう思った主人公・だいくんは、逆立ちして「さかさまになあれ、さかさまになあれ」とじゅもんを唱えます。
すると先生は「わすれものをするなんて、えらい!」とだいくんを褒め、他にも奇妙なことがたくさん起こるのです…。
あらゆる価値観が「さかさま」になった世界という設定は、お子さんの想像力をかき立てます。
おねえちゃんって、ちょっぴりせのび!(岩崎書店)
いとうみく:著 つじむらあゆこ:絵
「おねえちゃんって」シリーズ第7弾。
妹のナッちゃんと、おばあちゃんの家で2人でお泊まりすることになったココちゃん。
ホームシックになりながらも、お姉ちゃんだからと背伸びして我慢するココちゃんの葛藤が、とてもいじらしいです。
特に兄弟のいるお子さんは、ココちゃんの姿に自分を重ね合わせて読めることでしょう。
しずくのぼうけん(福音館書店)
マリア・テルリコフスカ:著 ボフダン・ブテンコ:絵 うちだりさこ:訳
バケツから飛び出した水のしずくは、お日さまに照らされて水蒸気になったり、寒い夜には氷になったり…。
気温や場所によって変化する水の不思議を、手書き風の書体と「しずく」が主人公のシンプルなストーリーで描いた科学絵本です。
科学や自然に興味のあるお子さんにおすすめ。
ひゃっくん(偕成社)
竹中マユミ:著
主人公・ゆうたろうは、突如おこづかいとしてもらった100円玉の声が聞こえるようになり、100円玉に「ひゃっくん」と名付けます。
それ以来不思議な友情が芽生えたゆうたろうと「ひゃっくん」でしたが、ある日ゆうたろうはお金として「ひゃっくん」を使ってしまい…。
キャッシュレス化が進む昨今だからこそ、お子さんに読んでほしい1冊です。
かわいいこねこをもらってください(ポプラ社)
なりゆきわかこ:著 垂石眞子:絵
ある日こねこを拾ったちいちゃん。
ほんとうはちいちゃんが飼いたいけれど、残念ながら家の事情で飼えません。
そこでおかあさんといっしょに、こねこを可愛がってくれる人を探すため、ポスターを描いて配ったりと、ちいちゃんは奮闘します。
果たして、良い飼い主は見つかるのでしょうか…。
実はこちら、私が小学生のとき実際に読書感想文の題材に選んだ本なのですが、ちいちゃんの奮闘記は今でも印象深いです。
まとめ
ここまで、小学1年生の読書感想文でおすすめの本を紹介してきました。
お子さんが興味を持てそう、好きそうな本は見つかりましたか?
今回取り上げたものはおすすめ本の中のほんの一部です。
ぜひこの記事を叩き台にして、お子さんと一緒に本探しの旅に出かけてみてくださいね!
お子さんが運命の本に出会えますように。
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