関東のとある地方都市に住む親子「さら」と娘「もも」(現在JK)の中学受験から得た情報の回顧録。
ちなみに、超マイペースで周りがまったく気にならないGoing my wayを地で行くわが子ももは理解の遅い子です。
目次
すべてのはじまりは「テッペンの中学に行く!」
小学6年生の夏、1学期最終日に帰宅するやいなや、「テッペンの中学に行く!」と言いだし、まさかの国立大学の附属中学を受験をすることとなる。
小学6年生9月から本格的に始めた自宅での中学受験対策。
もともと左利きのももは、学校の先生の説明が理解できないことが中学受験の勉強をする中で発覚!
コンパスも使えない、図形問題はチンプンカンプン、想像を絶する理解の遅さにさらは失神しそうになること数知れず(;.;)
「神はさらに、なぜ、ももを与えた?」
「私何かしましたか?」を考える憂鬱な毎日が始まった…。
ダークホースとは?
ダークホースは第一志望の国立大学附属中学に逆転合格したことに由来してます(^^)
というのも、中学入試直前の12月の模試である意味当然の合格不可能のE判定…
小学校6年生の10月から、にわかにお世話になった塾からも「中学受験をなめんな!」的な暴言や区別的扱いをされ、文字通りダークホース的存在のももでした。
そんなももが無事に合格し、模試でA判定組がまさかの不合格でした。
受験ではよくある話ですが、いやぁわが子の場合は冷や汗ものでした。
ブログ「ダークホース~小学生編」の登場人物
さら:このブログの記事を書いて、管理している人

数学ができないコンプレックスを持つ母の独特な子育て方法で、理系女子素養が開花し、小学校で始めた公文式で一気に数学にはまる。
大学では理学部数学科で数学漬けの生活を送る。
ちなみに、理系科目では挫折を知らず、頭の回転は超速い。
勉強できないという意味がわからなかったので、完全指導者向きではなかった…はず。
SEとして企業に勤務するも、ももの出産、子育てのため退社。
もも1歳のときシングルマザーとなり、生活のため、本格的に塾業界で働くようになる。
現在は大学受験を来年に控えたもものサポートをしながら、業務で高校生の理系科目の指導を主に行なう。
密かな楽しみは「ダークホース的な生き方」
ももの中学受験合格をきっかけに、誰もが想定しなかった結果を出して、周囲を驚かすのが密かな楽しみとなる
類は友を呼ぶという言葉通り、業務で担当する生徒たちもダークホース的生き方を楽しむ子どもばかり
業務上の趣味は以下のとおり。
- 共通テストの得点率トップをとらせること
- 逆転医学部合格
- 超有名校・難関大学への逆転合格
- 高校の教師たちをフリーズさせること
「え、あの子が・・・」と言われて、担当した生徒の気分をアゲアゲさせたい(^^)
口癖「なんとかなる」
言霊という言葉が意味するように、ネガティブなことは考えない、言わない
ももの中学受験最終模試のE判定のときも「当日できればいいんだよ!なんとかなる」で見事合格
もも:さらの可愛い大切なひとり娘

幼少期から客観的に見てもアスペ。
こだわりが強く、やると決めたら、そのストイックさは周囲を巻き込む程。
理解が遅く、何をやらせても超不器用で行く末が心配…
超ストイック体育会系キャラ
やると決めたらトコトンやるところは私からみても尊敬に値する!
ゆるふわキャラなのに、中身は超ストイック体育会系キャラで、ギャップの凄さに周囲は唖然…。
ベビースイミングから始めた水泳は小学校入学時には個人メドレーが制覇できるレベルでした。
超エリート中学に進学するも勉強で挫折!?
「てっぺんの中学に行く!」と言い出して、お勉強に目覚めてくれたと思ったら、「卓球部でてっぺんとりたい!」と大泣き。
勉強そっちのけで、中学の卓球部だけに飽き足らず、卓球道場に通うことに…。
某有名なアスリートの妹チャンと試合するまでの腕前になる。
あとで聞いたら、中学の授業について行けなくて、部活でてっぺん取ることにしたとのこと。
卓球も己の限界を知った!?
卓球でてっぺんをとるも、卓球での高校推薦を勝手にお断りしてきて「○○大学に行く!」と言いだし、卓球を一切辞めることに。
今度は、進学校に行って○○大学を狙う!と言い張り、急にお勉強に目覚め、志望大学受験に向けて目下爆進中。
授業の理解が遅いのは相変わらずですが、コツコツ先取り学習が功を奏して、進学校ではトップ5をウロウロしてはずが、高校2年生から一気にトップに躍り出ています。
どこに行っても気に入られる愛されキャラ。Going My Way度は半端なく、他人の目などお構いなし。ストーカー被害に遭っていることも気づかないほど(^^;)
ブログ「ダークホース~小学生編」を読んで欲しいかた
この「ダークホース~小学生編」は次のような方のお役に立てる情報を発信していきます。
- 子どもの学習理解が遅くて、将来が不安で仕方がない親御さん
- 理解の遅いももの自宅学習の経験から、何か役立つ情報が知りたい方
- 子どもの学習理解が遅いけど、将来は大学進学させたい親御さん
- 進学校に進学させれば安泰と勘違いしちゃってる方々
- 塾や家庭教師に任せておけば大丈夫!とあぐらをかいている方々
急に中学受験をしたいと言い出したよ…
知らないって無敵だぁ…と笑ってしまうこと、子育て中にはたくさんあります
わが子も同じ。
理解が遅く、とにかく不器用。
こうなったら、できることをのばしてあげよう!と
小6まで学習塾にも行かず(ついていけないし(^^;))、好きなことだけさせていたわが子もも。
ある日突然、学校にお迎えに行った車の中で、すべてが始まった。

そういったのは、小学校6年生の7月下旬のこと。





子どもの意思を尊重してあげることを子育ての基本としていたので、ももにはムリとは言えませんでした。


こう言われたら、腹をくくるしかありませんでした。
さらの本職は大学受験生の理系科目の指導、中学受験は超ド素人

そんな風に思われるかも知れませんが、中学受験は全くのド素人。
しかも、正直言うと、理解の遅いわが子の勉強はどこか避けていました…
小学校の作文の宿題も、句読点が全くない文字だけの文章(;.;)
見なかったことにしよう!とそのままランドセルに入れてしまったことも、1度や2度ではありません。
さら自身、中学受験は未経験、これまでも小学生の受験指導は受けたことがありません
しかし、いちお受験には長けている方なので、他の親御さんよりは効率良くできるという自負はありました。
が、理解の遅いももが相手なので、せっかちなさらはもものペースで教えられるのか不安でした。

そんな怒号も何度も飛ばしてしまい、ももを泣かすことも1度や2度ではありました。
中学受験対策は私にとってもいい経験でした
ももとの受験勉強を通して、理解の遅い子どもに勉強を教えることは、親も試されていると感じることがたくさんありました。
結果的に、倍率3倍の国立大学附属中学校に合格できたのですが、理解が遅いのは変わりません(^^;)
なのに、気がつけば高校も進学校に進学してしまい、あぁ悩みは尽きません…
目下、とてつもなく大きな目標を掲げて進学校に入っちゃったので、ももの大学受験に親子で奮闘中です。
理解が遅い子も成長とともに、基礎がガッチリしてくると、そこそこ理解ができるようになりますが、進学校の進度には1人ではついていけません。
なので、理解が遅い子には、理解が遅い子なりの勉強の仕方があると知りました。
同じ悩みを持つ方々へ
子どもの理解が遅いと深く悩まずに、リラックスです。
子どもには向き不向きがあって、理解が遅い子どもでも、得意なことってあります。
たとえ、ゆっくりでも、着実に手に入れることはできます!わが子ももが実証してくれています。
最後に、
私国語と社会は大嫌いでしたが、理系科目に苦労したことがありませんでした。
なのに、どうして、理解が遅くて手がかかる子どもを私に預けた…と神を恨んだこともあります。
しかし、10数年近く、ももと接してきて感じるのは、理解の遅い子どもというのは、ダイヤの原石かもしれないということです。

理解が遅い子どもをもつと、他の子どもと比べて、何かとイライラしたり、子どもを無駄に叱ったり、ときには自分を責めてしまうこともあるのが母親です。
私も誰にも相談することもできずに、ひたすらももと向き合い、模索してきました。
中学受験をきっかけに、ようやくももとの付き合い方がわかるようになって、少し経験を発信できるようになりました。
誰にも相談できずに、困っている方の少しでも参考になれば幸いです。
学校や塾、家庭教師の実態もコラムで暴露していきます。
教育には生きたお金を使うように参考にしてみてください。
2020年7月 サイト管理人 松浦さら
気になる記事から読んでみてくださいね。